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50代でセミリタイアできる状態になる事を目指す30歳が、人生を楽しむために奮闘する記録

【二世帯住宅】二世帯住宅のメリットとデメリットを検討して、自分なりの結論を出してみた

実家の飼い犬の体調がいよいよ怪しくなってきたこともあり、かねてから検討してきた二世帯住宅に向けて動き出そうかと思います。
それにあたり妻と両親に提案をしていかなければならないので、考えをまとめてみました。

自分の旦那がこんな資料を紙に落として、説明してくるんですよ? うちの妻、よく耐えるな…。考え方の流れとして、同じことを検討している人の参考になればと思います。

ぶっちゃけ、親の面倒みるからお家買って!! ってだけの内容です。

【目次】

はじめに

北海道の両親と、東京の私の家族における最大の課題は、収入と理想の生活の費用バランスが取れておらず、将来への不安がある事だと理解しております。つきましては、本日は二世帯住宅で実現する①家庭の収入アップ ②生活コストの削減 ③子育て機能の強化 ④生活品質の向上 の提案をさせて頂きます。

課題認識

両親の課題

私の両親には主に以下の三点の解決すべき課題があると理解しています。

課題1:老後生活への不安

私の両親の年金受給額は夫婦で24万円/月と仮定します。私の家族が夫婦二人の基礎的な生活で25万程度は毎月かかっていることを踏まえると、両親が新たな貯蓄をしながら生活するのは難しいだろうと想像されます。
総務省の家計調査によれば、二人以上の世帯の消費支出は平均281,129円だそうです)
okanenokozuchi.com www.stat.go.jp

加えて飼い犬二匹の養育費や、冠婚葬祭などの特別費をふまえれば、現役時代の貯蓄が目減りしながら生活しているであろうと想像され、心踊る老後の旅行等を楽しむよりも、将来に向けた不安を感じながらの生活であろうと想像されます。

課題2:心のゆとりの減少

経済的な理由や、体力的な理由にもとづき、徐々に生活における心を沸き立たせる体験が減っていると考えております。子どもたちが全員家を出てから17年経過し、夫婦二人だけの毎日の暮らしに、変化が感じられず、これから短く見ても20年間の老後をどのように楽しんでいくか、不安があるのではないでしょうか。

課題3:東京へ引っ越したあとの生活

3人の子どもが全て東京近郊に定着したため、近いうちに私の両親は東京へ引っ越して来る予定です。しかし、どこに住めば収入とバランスされた住居に住む事ができ、子どもたちと適切な関係を築けるか不安に感じていることだろうと思います。また、東京で新たな生活環境を探し、引っ越しし、生活基盤を整える労力は、二人の体力と精神力にそれ相応の負担を与えるであろう事が想定されます。

myhome.nifty.com

私の家族の課題

課題1:共働きによる子育てへの不安

私達夫婦は共働きです。現在でもそれぞれが忙しく活動しており、木~金曜には疲弊しきっている状況でありますが、これから子どもができれば普段の生活の中における子どもとのやり取りに等に多くの時間と体力がさかれ、家庭生活のバランスを保てるか不安を感じています。 mama-hack.com

課題2:自宅購入に向けた収入の不足

現在私達は社宅に住んでいることから、非常に安価な家賃にて生活しており、当分の間は本社宅で生活できます。

一方で、妻は水回り等の生活の質の向上を主な目的に新たな住宅への転居を希望しています。

しかし残念ながら、私の現状の収入では社宅以外への転居や、自宅購入は困難であり、無理にこれらを押し進めれば、子育てにかける費用や、夫婦が旅行に行く費用などの、人生の質に関わる費用に多大な影響を及ぼす事が想定されます。

社会情勢

我々が経済活動を営んでいる日本は今後も経済的低迷が続くことが想定され、給与水準が現状から大きく向上することは考えにくい状況です。

幸いなことに私の会社はまだ定期昇給が維持されていますが、いつドラスティックな改革が行われ、定期昇給が凍結されるか分かりません。

両親にしても、年金支給額の減額や医療費控除の削減により、収入減と支出拡大が進む可能性が高いでしょう。

これらの社会情勢から、将来の昇給や親の年金に期待し、時間が全てを解決すると考えるのは間違いでしょう。
【経済成長率の推移(推定)(2014~2023年)】 f:id:aratsu:20180908102220p:plain

ecodb.net

課題解決に向けた提案

二世帯住宅という選択肢

このような状況において、両親と私の家族の課題を解決するために、私は二世帯住宅を提案します。

私は二世帯住宅が両家の不安を解消し、互いの実りある人生に繋がるものと信じております。

前提

人間関係

私の両親は、長女、長男(私)、次女の順に信頼感や親近感を抱いており、長女または私の家の近くに住むのが安心感を持てる状況です。

両親の必要性

私は姉が二人おり、二人ともが共働きです。そのため、姉弟の全員が子育てにおける親の必要性を感じており、両親が関東に来ることを待ち望んでいます。

妻の意見

二世帯住宅に対して忌避感はありませんが、不安感はもっており、できるならばご近所さんぐらいの関係が良いと考えています。加えて、決して一戸建ての購入にこだわってはいません。

両親の意見

遠いところに住むよりはご近所さんがいいですし、二世帯住宅もむしろ望むところです。私の母さんいわく、「願ってもないこと」です。

課題解決方針

両親の課題

(1)老後生活への不安
二世帯住宅により生活雑貨(家電や日用品)、電気代等の固定費、食費相当の年間50万円のコスト削減が可能だと見込まれ、以下のとおり老後資金が尽きる事を懸念せずに生活が可能になります。
※今後の私の昇給や、出産による収入と支出の変動は試算に加えない(辛め?)
※妻の給与は試算に加えない(辛め)
不労所得は過去一年間の実績ベースで試算に加える(中立)
※両親の貯蓄、収入、支出は全て想定金額
【過去一年間の実績にもとづく試算】 f:id:aratsu:20180908105542p:plain

(2)心のゆとりの減少
孫の成長を間近で見続け、様々なライフイベントに寄り添うことで、夫婦二人だけでは得られなかった様々な刺激や楽しみが得られるでしょう。

(3)東京へ引っ越したあとの生活
私が住居を選定することで、両親はただ引っ越すだけになり、生活基盤の構築にかかる労力が極小化されます。

私の家族の課題

(1)共働きによる子育てへの不安
両親の育児サポートが期待でき、日常的な心の余裕が得られる事に加え、子どもはジジババ世代とのふれあいを通じて核家族では得られない様々な経験を得ることができます。

(2)自宅購入に向けた収入の不足
二世帯住宅によって、両親の年金が家庭収入に加わります。

さらに、これまで両親が賃貸住宅の維持にかけていた10万/月前後の費用を新たな住宅の費用にあてられる事が期待でき、12万円/月程度までの支払い負担の中でなら、私の家族の費用負担を極めて抑えた形で、現実的に自宅購入できるでしょう。
(20年支払いで約2900万までの住宅が無理なく購入できる。予算が不足することが想定されるので、超過分は持ち出しが必要)

想定されるリスクとその対策

両親と妻が不仲になる

現在のところ、私の妻は性格的な意味では同居も大丈夫そうだとの感度をもっておりますが、二世帯住宅の二階を私の家族の主な生活スペースにすることや、一部共用の二世帯住宅にすること等で、妻が自分の時間とスペースをもてるようにします。

家の掃除が行き届かなくなる

両親による日常的な家の掃除をお願いします。特に一階のリビングと両親の部屋については、掃除機がけや、シンクをきれいに保ってもらうには両親の協力が不可欠です。

父さんの機械が散乱し、私の妻のストレスになる

孫と過ごす時間が増え、機械を触る時間が減ることを想定し、引っ越しにあたり機械の断捨離をお願いします。また、新たな機械の購入にあたっては、できれば私への相談をお願いしたいです。

飼い犬の毛によって私のアレルギーが悪化する

両親の部屋の奥に、何かしらのペットスペースを用意するので、主にそこと両親の部屋の範囲での犬の飼育をお願いします。なお、日々お風呂にいれる場合は、その限りではありません。

将来介護が必要になる

将来のことですので、この必要性はまだわかりません。ただし、必要になった場合はヘルパーの利用や、老人ホームの利用などの社会サービスを積極的に活用します。(以下のとおり介護サービスの利用は増加傾向にあり、一般的なことです) f:id:aratsu:20180908111425p:plain

http://www.fukushihoken.metro.tokyo.jp/kourei/shisaku/koureisyakeikaku/06keikaku2729/06sakutei/01sakutei.files/01-8.pdf

私が転勤する

私が3年間ほど神戸に転勤するリスクがあります。その場合は、仕方がないので自宅を両親に預けておくしかないかと思います。私は嫌ですが、転勤先次第では単身赴任の可能性もあるでしょう。

どちらにせよ今の会社に勤めている限りは最終的に東京の本社に戻りますし、私の部署の諸先輩方も自宅購入をする例が多いことから、現状ベースでは極端に高いリスクでは無いことが想像されます。。

私の妻のメリット

①綺麗な水回りを持った自宅で生活できるようになります
②家事と子育てに関わる機能が分散され、生活における時間的余裕が増えるでしょう。
③世帯の可処分所得が増え、買いたいものがより簡単に購入できるようになります。

結論

これらをふまえ、私は二世帯住宅に向けて検討を進めることを提案し、私の妻および両親からの方針決定のりん議を受け、自宅購入か、賃貸かの方式決定へと進めたいと考えております。
(方針決定→方式決定→要件定義→見積もり取得→意思決定 の流れで進める予定)